奸闌繰からくり)” の例文
この頃長崎中の抜荷買なかまが不思議がっとる福昌号の奸闌繰からくりちうのはこの味噌桶に違いないわい。ヨオシ来た。そんなら一つ腕によりをかけて、唐人共の鼻を明かいてコマソかい。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)