女媧じょか)” の例文
太昊たいこう景竜の瑞あり、故に竜を以て官に紀す〉、また〈女媧じょか黒竜を殺し以て冀州きしゅうすくう〉、また〈黄帝は土徳にして黄竜あらわる〉、また〈夏は木徳にして、青竜郊に生ず〉など
失望のあまり黄帝は、遠く広く天の修理者を求めた。捜し求めたかいはあって東方の海から女媧じょかという女皇、つのをいただき竜尾りゅうびをそなえ、火の甲冑かっちゅうをまとって燦然さんぜんたる姿で現われた。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
女媧じょかは、たちまち目を醒ました。
不周山 (新字新仮名) / 魯迅(著)
東西両洋は、立ち騒ぐ海に投げ入れられた二りゅうのごとく、人生の宝玉を得ようとすれどそのかいもない。この大荒廃を繕うために再び女媧じょかを必要とする。われわれは大権化だいごんげの出現を待つ。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)