奮発はず)” の例文
旧字:奮發
一方を当てて夜ごとには彼方かなた此方こなたを垣したる、透間すきま少し有りたる中より、奮発はずみたるまりのごとく、くぐり出でて、戸障子に打衝うちあたる音すさまじく、の内に躍り込むよと見えし
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
茶代を奮発はずんで、頼むと言った。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)