奪掠だつりやく)” の例文
アヽ、我等は何等の多幸多福ぞや、独り此間このあひだに立ちてかつて同胞の情感を傷害せらるゝことなきなり、ただれのみならず、彼等の嫉妬しつと憎悪ぞうを奪掠だつりやく、殺傷の不義非道に煩悶はんもん苦悩するを
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
或日精舎しようじや奪掠だつりやく
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)