奥戸おこつべ)” の例文
この寛政四年の十月始めには、まる三年の蝦夷えぞ滞在を終わって、引っ返して外南部の奥戸おこつべの湊に上陸した。それから二年半ほどの間が、下北半島の小天地の生活であった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)