“奥儀”のいろいろな読み方と例文
旧字:奧儀
読み方割合
おうぎ75.0%
おくぎ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし人は、この身をさして、新当流の奥儀おうぎに達した者とかいう。畿内きない第一の剣であるなどとも噂する。いよいよもって恥かしい。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飯島は真影流の奥儀おうぎきわめた剣術の名人で、旗下はたもと八万騎の其の中に、肩を並ぶるものなき達人の聞えある人に槍を付けられた事だから、源次郎はぎょっとして
と云いながら古竹の杖を持って無闇に振廻しますが、盲目もうもくでこそあれ真影流の奥儀おくぎきわめた腕前の小三郎、寄り附かんように振廻す。
原文はらぶん三島安みしまやすという東海道喰い詰めの奴で、息杖いきづえを取って打って掛ったが、打たれるような人じゃア有りません、真影流の奥儀おくぎきわめた小三郎なれば