奥儀おうぎ)” の例文
旧字:奧儀
しかし人は、この身をさして、新当流の奥儀おうぎに達した者とかいう。畿内きない第一の剣であるなどとも噂する。いよいよもって恥かしい。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飯島は真影流の奥儀おうぎきわめた剣術の名人で、旗下はたもと八万騎の其の中に、肩を並ぶるものなき達人の聞えある人に槍を付けられた事だから、源次郎はぎょっとして
「ただ、こういえ。不肖ふしょうながら、天台六十二世の座主、覚快法親王かくかいほうしんのうより三昧さんまい奥儀おうぎをうけて、青蓮院しょうれんいんの伝燈をあずかり申す慈円が、身にかえての儀と」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)