奇駒きく)” の例文
本字で(奇駒きく)とよませたのだそうでありましたが、いや何しろ——手綱染たづなぞめ花片はなびらの散った帯なにかで、しごきにすずをけて、チリリン……もの静かな町内を
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)