奇兵きへい)” の例文
で、かれ一りゅう反間苦肉はんかんくにくさくをほどこし、奇兵きへいをだして、躑躅ヶ崎の館をうばった。それは、伊那丸いなまるが京都へいっているあいだのできごとであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さて蔦之助つたのすけどの、そこもとは残る十七名の兵をもって、一隊の弓組ゆみぐみをつくり、殿堂をかこい嶮所けんしょに登ってくるわのなかへ矢をこみ、ときにおうじ、変にのぞんで、奇兵きへいとなって討ちこまれい!
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
敵は野武士のぶしといいながら、神変しんぺんふしぎな少女の陣法によってうごくもの、これすなわち奇兵きへいでござる。あなどってそのさくにおちいるときは、殿のおいのちとてあやうきこと明らかでござりまする
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
荊州の劉表、奇兵きへいを発し
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)