“天竺徳兵衛”の読み方と例文
読み方割合
てんじくとくべえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叔父さんのうちには祖先伝来の宝として、天竺徳兵衛てんじくとくべえ暹羅シャムから持ってきたという大きな紅色べにいろのダイヤモンドがあります。
紅色ダイヤ (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
二番目は桜痴おうち居士の新作で、安政四年四月、猿若町さるわかまちの森田座で「天竺徳兵衛てんじくとくべえ」を演じている最中に、熊本の藩士が見物席から舞台に飛びあがって
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その翌年の六月、やはり歌舞伎座で「天竺徳兵衛てんじくとくべえ」を上演したときに、たしかその三日目と記憶しているが、例によって新聞劇評家の招待があった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)