トップ
>
天正裃
>
てんしょうかみしも
ふりがな文庫
“
天正裃
(
てんしょうかみしも
)” の例文
やがて近づくを見れば、その一騎は、
甲冑
(
かっちゅう
)
の武者ではなかった。
紗
(
しゃ
)
の
摺箔
(
すりはく
)
の小袖、藤色の
天正裃
(
てんしょうかみしも
)
、手綱まで
装
(
よそお
)
いをこらし、目を奪うような姿の若者であった。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
甲
(
かぶと
)
の
忍
(
しの
)
び
緒
(
お
)
をしめ、鉄槍鉄砲を草むらに
匍
(
は
)
わせて、秀吉の生命を道にうかがった
猛者
(
もさ
)
どもも、きょうは烏帽子して、
素襖
(
すおう
)
、
小素襖
(
こすおう
)
、
天正裃
(
てんしょうかみしも
)
などを美しく着つらね、弓は袋に、槍
薙刀
(
なぎなた
)
も
鞘
(
さや
)
に
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
裃
漢検1級
部首:⾐
11画
“天正”で始まる語句
天正
天正祐定
天正金
天正助定
天正一分判金