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大飢饉
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だいききん
ふりがな文庫
“
大飢饉
(
だいききん
)” の例文
そういううちにその年も終り、十八年、
癸丑
(
みずのとうし
)
の年になった。前年、西南諸道で米がとれず、
大飢饉
(
だいききん
)
になって餓死するものが出た。
鈴木主水
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
どうして天明三年の
大飢饉
(
だいききん
)
はこんなものじゃなかったと言うよ。おれの
吾家
(
うち
)
の古い帳面には、あの年のことが残ってる。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「一つ、天下を取ってみようとか、世間の貧乏人を救ってみようとか。——何とか目的がなくっちゃ、
狐鼠
(
こそ
)
狐鼠だろうじゃねえか。——ところで今、世の中を見ると、天明の
大飢饉
(
だいききん
)
だ」
雲霧閻魔帳
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もう一つはその翌年の秋から次の年へかけての
大飢饉
(
だいききん
)
の際の彼の活動である。
チェーホフ序説:――一つの反措定として――
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
飢
常用漢字
中学
部首:⾷
10画
饉
漢検1級
部首:⾷
20画
“大飢”で始まる語句
大飢渇