“大迂回”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいうかい80.0%
おおまわり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後軍の陸遜りくそんひょうを孫権にささげて、敵のうしろへ大迂回だいうかいを計ったもののようでしたが、この計もまた、事前に魏へ洩れたため、機謀ことごとく敵に裏を掻かれ
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そうだ、それに違いない。するとわがはい大迂回だいうかいをやっていたわけだ。ちえッ、いまいましい」
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「いえ、べつに、その前から、二人だけは、百姓姿にして、法泉寺の山から大迂回おおまわりに、土口どくちのほうへ忍ばせました。これが、生きて帰って来れば妻女山のもようも知れようかと存じますが」
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)