“おおまわり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大迂廻50.0%
大廻25.0%
大迂回25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし車道をゆけば十三里の大迂廻おおまわりになるので我々は中学校の寄宿舎から村落に帰る時、決して車に乗らず、夏と冬の定期休業ごとに必ず、この七里のみち草鞋わらじがけで歩いたものである。
画の悲み (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
大廻おおまわりに東海道、敦賀、福井、金沢、高岡、それから富山。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「いえ、べつに、その前から、二人だけは、百姓姿にして、法泉寺の山から大迂回おおまわりに、土口どくちのほうへ忍ばせました。これが、生きて帰って来れば妻女山のもようも知れようかと存じますが」
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)