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大象
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だいぞう
ふりがな文庫
“
大象
(
だいぞう
)” の例文
「——やったな」と智深は四つン這いになって上を
睨
(
ね
)
めあげた。一段一段、
大象
(
だいぞう
)
のようにゆっくり登ってくる。恐ろしさに役僧どもも職人もタジタジと
後退
(
あとず
)
さりした。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「否、この髪の毛は此処の建築の時材木を曳く綱に婦人信徒が寄進したのですよ。女の髪の毛には
大象
(
だいぞう
)
も
繋
(
つな
)
がるとか言って、髪で撚った綱は大変丈夫なものだそうです」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
そんな下品なことは言いませんが、ぐっと恨みをこめて見上げるまなざしには、まさに千
鈞
(
きん
)
の重みが加わって、
大象
(
だいぞう
)
をさえつなぐといわれる
女髪
(
にょはつ
)
一筋、伊賀の若様、
起
(
た
)
つに起てない。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
象
常用漢字
小5
部首:⾗
12画
“大象”で始まる語句
大象伝
大象無形