大諦観だいていかん)” の例文
わけても作品一二七番以後の晩年の作品は、完全に聴覚を失って後に到達したベートーヴェン最後の心境で、その中には芸術を通して淳化じゅんかされたベートーヴェンの大諦観だいていかんが盛られていると言ってよい。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)