“だいていかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大第館50.0%
大諦観50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一条今出川のこうノ師直の家は、いつのまにか、尊氏の高倉邸や、直義ただよしの三条邸に次いでの、大第館だいていかんとなっていた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わけても作品一二七番以後の晩年の作品は、完全に聴覚を失って後に到達したベートーヴェン最後の心境で、その中には芸術を通して淳化じゅんかされたベートーヴェンの大諦観だいていかんが盛られていると言ってよい。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)