大疵たいし)” の例文
遂に「見送るや酔のさめたる舟の月」という句が出来たのである。誠に振わぬ句であるけれど、その代り大疵たいしもないように思うて、これに極めた。
句合の月 (新字新仮名) / 正岡子規(著)