大狼狽おおろうばい)” の例文
……既に電報で再度までも申出ましたものを、御着おちゃくの時間どころか、東京御出発の御通知も下さらず、幹事一同は大狼狽おおろうばい
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
... マアした方がいいかもしれん」と笑いながら調戯からかうに当人の大原はうけ大狼狽おおろうばい「イイエさ、僕だって今に柔い方が好きになるよ。お登和さんのお料理ならどんなに出来ても大悦おおよろこびで食べるよ」としきりに今の言葉を
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
私は二度の大狼狽おおろうばいに襲われた。
(新字新仮名) / 海野十三(著)