大湫おほくて)” の例文
木曾路のごとく山腹の崖路にあらず、山頭の道なり。松至て多く幽鬱の山なり。三里半大湫おほくて駅。小松屋善七の家に宿す。午後風あり涼し。かみなる。雨ふらず。行程八里半余。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)