“大戟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおほこ66.7%
たいげき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろん呂布の前には、たちまち、十騎二十騎と立ちふさがったが、彼の大戟おおほこが呼ぶ血風の虹をいよいよ壮絶にするばかりだった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「心得たり」と、聞えたと思うと、彼は画桿がかん大戟おおほこをふりかぶって、董卓の眼前に躍り立ち、「勅命によって逆賊董卓を討つ」と、おめくや否、真っ向から斬り下げた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうした祭壇の下にはまた、旌旗せいき宝蓋ほうがい大戟たいげき、長槍、白旄はくぼう黄鉞こうえつ朱旛しゅはんなどを持った兵士二十四人が、魔を寄せつけじと護衛に立つなど——何にしてもこれは途方もない大形おおぎょうな行事であった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)