大悠だいゆう)” の例文
罵られたる余は一矢酬いっしむくゆるはずであるが、そこは大悠だいゆうなる豪傑の本性をあらわして、御気の毒だねの一言をのこしてふり向もせずに曲って行く、実はふり向こうとするうちに車が通り過ぎたのである
自転車日記 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)