トップ
>
大尽風
>
だいじんかぜ
ふりがな文庫
“
大尽風
(
だいじんかぜ
)” の例文
旧字:
大盡風
がんりきの百は、角兵衛獅子を相手に
大尽風
(
だいじんかぜ
)
を吹かしていると、妙義の町の大人も子供も、その騒ぎを聞きつけて出て来ました。
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
彼は少しくふところを
温
(
あった
)
めたので、すぐに港崎町の
廓通
(
くるわがよ
)
いをはじめて、岩亀楼の小秀という女を
相方
(
あいかた
)
に、身分不相応の
大尽風
(
だいじんかぜ
)
を吹かせていたが
半七捕物帳:40 異人の首
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
どうもこの文無しで宿を取る人間に限って、大きな顔をして威張り散らして、
散々
(
さんざん
)
大尽風
(
だいじんかぜ
)
をお吹かせの上、いざ御勘定となると、実は、とお
出
(
い
)
でなさいます。
備前天一坊
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
在所へ帰ってすっかり気を許した久吉は、百両あまりの金を見せびらかして、土地の人に
大尽風
(
だいじんかぜ
)
を吹かせていたところへ、江戸の御用聞の八五郎が踏込んだのです。
銭形平次捕物控:133 井戸の茶碗
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
二階へ押し上がって
大尽風
(
だいじんかぜ
)
を吹かせる安旗本の次男三男、
大店
(
おおだな
)
の息子手合まで、お由良の愛嬌に
溺
(
おぼ
)
れる者も少なくなかった中に、ガラッ八の八五郎もさんざんお
賽銭
(
さいせん
)
を入れ揚げた講中の一人で
銭形平次捕物控:122 お由良の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
尽
常用漢字
中学
部首:⼫
6画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“大尽”で始まる語句
大尽
大尽子
大尽客
大尽株
大尽様
大尽舞
大尽金