“夢更”の読み方と例文
読み方割合
ゆめさら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今より思へば殺し参ゐらせたらむやも計り難けれど、世知らぬ乙女心のおぞましさにその時は夢更ゆめさら心付き候はず。これはこれ切支丹の煙草唖妣烟オヒエムなり。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
さういふ人達がタゴオルの親友であるのは夢更ゆめさら疑ふのでは無い。だが、実をいふと、そんなに詩人と懇意なのだつたら、もつと早くタゴオルの人物と作物さくぶつとを紹介して貰ひたかつたのだ。