夜螭やち)” の例文
夜螭やちのごとくに栄三郎の隙をうかがって入りこみ、小刀坤竜丸をさらって逃げ去った櫛まきお藤は、この深夜の雪を蹴って、そもいずこへ消え去ったのであろうか?
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)