“夜座”の読み方と例文
読み方割合
やざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正丑しょううしの刻の振鈴に床を蹴って起き上ることも、あまり苦痛ではなくなった。午前午後の作務、日中諷経ふぎん、念経、夜座やざも、日常の生活になってしまった。
仇討三態 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
薪作務があったために、その夜は「夜座やざ各景」の触れがあった。それは夜の禅座の休止を意味していた。が、惟念には、その夜は大事の一夜であったから、自分一人単前に打座した。
仇討三態 (新字新仮名) / 菊池寛(著)