トップ
>
夙
>
とく
ふりがな文庫
“
夙
(
とく
)” の例文
一生懸命聞いて居た辰公、「うつや太鼓」から「己が姿」の件が
夙
(
とく
)
に済んで「
俺等
(
おら
)
が女房を賞めるじゃ無いが」
越後獅子
(新字新仮名)
/
羽志主水
(著)
私は
夙
(
とく
)
に手紙を差上げねばならなかったのでした。実は
幾回
(
いくたび
)
も幾回もペンを
執
(
と
)
ったのでした。ペンを執りは執りながら、
如何
(
どう
)
しても書くことが出来なかったのです。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
古家ばかり買い込んで、小人数には広過ぎ、手長足長、血のめぐりの悪い此住居を
取毀
(
とりこわ
)
し、しっくりとした洋式住宅を建てよう心算は
夙
(
とく
)
に出来て居ますが、実現がまだ出来ません。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“夙”の解説
夙(しゅく、夙の者、宿の者)は、中世から近世にかけて近畿地方に多く住んでいた賎民。中世の非人身分が分解する際に生じ、被差別部落の起源の多くであったかわたよりも下位でありながら、その差別はそれほど強烈ではなかったといわれる。
(出典:Wikipedia)
夙
漢検準1級
部首:⼣
6画
“夙”を含む語句
夙夜
夙慧
夙川
夙縁
夙昔
夙人
夙起
夙志
夙懟
夙才
馬夙彩
臣夙夜
夙約
夙村
夙望
夙少
夙卒
夙分