外舅がいきゅう)” の例文
建久九年に土御門天皇が受禅じゅぜんされると、通親は外舅がいきゅうとして勢力を得、内大臣に昇り、後鳥羽上皇の院別当いんべっとうとなって仙洞御所せんとうごしょの実権を握り、卿二品きょうにほんという女傑と結んでまつりごとを左右する。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
天皇上皇のきさき女御にょごともなり、一族、三公の栄位にならび、臣にして皇室の外舅がいきゅうともあがめられることはままあるならいなので、妊娠みごもった夫人が産屋うぶやにはいれば、藤氏とうしの氏神たる春日の社へ使をたてて