外宮げくう)” の例文
内宮ないくう外宮げくうの間にあるからあいやまというのであって、その山を切りひらいて道を作ったのは天正年間のことだそうであります。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
外宮げくうが戦災をうけたことは聞いていたが、宇治山田の街がやられたのは初耳で、翌日街を廻ってみると古市を中心に旧街道が点々と戦火をうけている。
この二神は伊勢神宮にお祭り申し上げております。なお伊勢神宮の外宮げくうにはトヨウケの神を祭つてあります。
丹後の比沼山の真名井に現れた女神は、とようかのめで、外宮げくうの神であった。すなわちその水および酒の神としての場合の、神名である。この神初めひぬまのまなゐの水に浴していた。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
外宮げくうの森。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)