塗木履ぬりぼくり)” の例文
藁草履は穿物はきものの中の簡素なものである。未だ一度も人の足に触れぬ新しい草履なら、極めて清浄でもある。元日気分と調和する点からいえば、革のくつ塗木履ぬりぼくりの比ではない。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)