場處ところ)” の例文
新字:場処
よろづの鍵に下腹冷えて留守は見渡しの總長屋、流石に錠前くだくもあらざりき、正太は先へあがりて風入りのよき場處ところを見たてゝ、此處へ來ぬかと團扇の氣あつかひ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)