垂巾たれぎぬ)” の例文
これにたいしても、にせものの病大臣は、かごのままで、ただ轎の垂巾たれぎぬの内から、弱々しげに、手をふって、こたえて見せたのみである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)