土肥どひ)” の例文
土肥どひ、土屋、岡崎などの兵、合せて三百余騎と共に石橋山に立て籠りましたが、景親、平家に心を寄せる味方一千余騎を引具して石橋山に押し寄せ、激しい攻撃を加えましたところ
先供さきどもには北條、梶原、三浦、畠山、あとおさへには土肥どひ安達あだち……なほ數々の大小名が平家の殘黨に備ふる用心もござらう、諸國に威勢を示すためでもござらう、いづれも甲冑よろひかぶと爽かに扮裝いでたつて
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
土肥どひ殿や仁田にった殿が見えたのではないか」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その上、土肥どひ梶原かじわらなどを先陣に、既に討手さえ差し向ける気配であった。
土肥どひ次郎実平さねひらが云う。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)