土手側どてぎは)” の例文
此方こなた土手側どてぎはに宵の程より客待ちしたりける二人の車夫、御座んなれとばかり、寒さにふるふ声振り立てて「旦那御都合まで」「乗つてつて下だせイ」と追ひ掛けきた
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)