“土弄”の読み方と例文
読み方割合
つちいじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熱い日に照されて土弄つちいじりをしていたが、無智な顔をして畑から出て来る汚いその姿を見たときには、お島は慄然ぞっとするほど厭であった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「生意気を言うな。手前の親がどれだけ立派なものだ。やっぱり土弄つちいじりをして暮しているじゃないか」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
しかしなまじっか学問なんかかじりちらすより、土弄つちいじりでもしていた方がよかったかも知れんよ。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)