“囲炉(ゐろり)” の例文
三歳の時、囲炉(ゐろり)に落ちしとかにて、右の半面焼け爛(たゞ)れ、偏(ひと)へに土塊(つちくれ)の如く、眉千切れ絶え、眥(まなじり)白く出で、唇、狼の如く釣り歪みて、鬼とや見えむ。獣とか見む。われと鏡を見て打ち戦(をのゝ)くばかりなり。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)