“四側”の読み方と例文
読み方割合
よかわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、幸子達の席から四側よかわばかり前方の、通路の反対側の席に後向きに掛けていた陸軍士官が、シューベルトのセレナーデを唄い出した。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
壁は、墨汁すみによごれていた。四側よかわに並んだ机には、約二十人ほどの学童が、いて姿勢を正して、師の講義を聞いていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)