“嘉七”の読み方と例文
読み方割合
かしち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は日本橋からやって来た大番頭の嘉七かしち、寮の番人夫婦などと一緒に、次の部屋に陣取って、夜とともに語り明かす決心をめました。
毅堂が督学に任ぜられた時明倫堂の教授には渡辺忠兵衛ちゅうべえ、丹羽嘉七かしち、植松茂岳しげおか、岡田小八郎がいた。植松岡田の二人は国学の教授である。丹羽は書家である。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
家族はお紺の外に用心棒とも手代ともなく使っている嘉七かしちという三十男と、下女が一人。