喰物たべもの)” の例文
交々かわる/″\近所の者がおさいを持ってきますから、喰物たべものに不自由はないが肝心のお米と炭薪などは買わなければなりません、段々に冬に成る程詰って参り
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
村のしゅがお比丘びく様とか尼様とか云って、種々いろ/\喰物たべものを持って来て呉れるので、うやらうやら命をつないでいるというだけのことで、此の頃は漸々よう/\心附いて
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
尼「いえ私は喰物たべものは少しも欲しくはありませんお賽銭をあげたからもうお金などはうございますよ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)