“喪色”の読み方と例文
読み方割合
もしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お市の方以下、四人の子たちもその日からみな白絹の衣服をまとい、帯も、髪のひもまでも、黒い喪色もしょくを用いていた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呉をおこした英主孫策を失って、呉は一たん喪色もしょくの底に沈んだが、そのため却って、若い孫権を中心に輔佐の人材があつまり、国防内政ともに、いちじるしく強化された。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)