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喜三郎
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きさぶろう
ふりがな文庫
“
喜三郎
(
きさぶろう
)” の例文
真砂町
(
まさごちょう
)
の
喜三郎
(
きさぶろう
)
——若くて野心的で、平次の心酔者なる御用聞が、風呂敷に包んだまま、三百両の小判を持って来て見せたのです。
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
が、しまいには彼も
我
(
が
)
を折って、求馬の顔を尻眼にかけながら、
喜三郎
(
きさぶろう
)
の取りなしを
機会
(
しお
)
にして、左近の同道を承諾した。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
喜三郎
(
きさぶろう
)
は心配の余り、すぐにも医者を迎えたかったが、病人は大事の洩れるのを
惧
(
おそ
)
れて、どうしてもそれを許さなかった。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
寛文
(
かんぶん
)
十年の夏、
甚太夫
(
じんだゆう
)
は
喜三郎
(
きさぶろう
)
と共に、雲州松江の城下へはいった。始めて
大橋
(
おおはし
)
の上に立って、
宍道湖
(
しんじこ
)
の天に
群
(
むらが
)
っている雲の峰を眺めた時、二人の心には云い合せたように、悲壮な感激が催された。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
喜
常用漢字
小5
部首:⼝
12画
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“喜三郎”で始まる語句
喜三郎直久