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喋々
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てふてふ
ふりがな文庫
“
喋々
(
てふてふ
)” の例文
妹が一かどの鑑賞家のつもりで、兄の繪について批評めいた口を利いたり、流行の藝術的用語など使つて生意氣な議論を
喋々
(
てふてふ
)
するのを、齒の
軋
(
きし
)
むほど
平生
(
ふだん
)
厭がつてゐたのだつた。
仮面
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
願くば一生
後生
(
こうせい
)
を云はず、
紛々
(
ふんぷん
)
たる文壇の
張三李四
(
ちやうさんりし
)
と、トルストイを談じ、
西鶴
(
さいかく
)
を論じ、或は又甲主義乙傾向の是非曲直を
喋々
(
てふてふ
)
して、遊戯
三昧
(
ざんまい
)
の
境
(
きやう
)
に安んぜんかな。(五月二十六日)
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
大いに聞見の
寡陋
(
くわろう
)
を恥ぢたりと云ふ。※の如きは
未
(
いまだ
)
恕
(
じよ
)
すべし。かの写真版のセザンヌを見て色彩のヴアリユルを
喋々
(
てふてふ
)
するが如き、論者の軽薄唾棄するに堪へたりと云ふべし。戒めずんばあるべからず。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
予はこれ以上予の健全を
喋々
(
てふてふ
)
すべき余裕なし。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
喋
漢検準1級
部首:⼝
12画
々
3画
“喋々”で始まる語句
喋々喃々
喋々語