善寺丸ぜんじまる)” の例文
秋になると善寺丸ぜんじまるの甘い実が枝をたわめ、庄次郎、八十三郎の兄弟が、歯のえだした幼少のころから、今もなお、秋になれば、舌つづみを打たせてくれる柿である。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)