問詰といなじ)” の例文
さっきから辰男の不注意をののしっていた父や兄は、火が消えて心が落着いてから、いちように彼れの方へ目を向けて問詰といなじったが、石のように身動きもしないで、堅く口を閉じているのにあきれて
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)