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唖妣烟
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オヒエム
ふりがな文庫
“
唖妣烟
(
オヒエム
)” の例文
今より思へば殺し参ゐらせたらむやも計り難けれど、世知らぬ乙女心のおぞましさに
其
(
その
)
時は
夢更
(
ゆめさら
)
心付き候はず。これはこれ切支丹の煙草
唖妣烟
(
オヒエム
)
なり。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
さる程に不思議なる哉、
一度
(
ひとたび
)
、吸ひし
唖妣烟
(
オヒエム
)
の酔ひ心地、その日より身に泌み渡りて片時も忘るゝ能はず。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
和尚の与へし切支丹煙草、
唖妣烟
(
オヒエム
)
を吸ひしより
以来
(
このかた
)
、魂
虚洞呂
(
うとろ
)
の如くなりて心獣の如く、行ひ白痴の如し。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
唖
漢検準1級
部首:⼝
10画
妣
漢検1級
部首:⼥
7画
烟
漢検1級
部首:⽕
10画
“唖”で始まる語句
唖
唖然
唖者
唖々
唖女
唖児
唖鈴
唖子
唖気
唖々子