品夫しなお)” の例文
向って右側の明るい窓は、この病院の薬局で、二段重ねの薬戸棚に囲まれた中央の調合台の前には、この家の養女として育って来た品夫しなおが、白い看護婦服を着て、キチンと腰をかけていた。
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)