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哀韻
ふりがな文庫
“哀韻”の読み方と例文
読み方
割合
あいいん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいいん
(逆引き)
その騒音に入り交じって、時々人間の
呶号
(
どごう
)
が響き渡ってくるのです。と、やがてどこからともなく澄み切った尺八の音が、
哀韻
(
あいいん
)
切々と耳を打ってきました。
棚田裁判長の怪死
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
女の語る一言一句が、遠い国の歌のしらべのように、
哀韻
(
あいいん
)
を含んで私の胸に響いた。昨夜のような派手な勝ち気な
悧発
(
りはつ
)
な女が、どうしてこう云う
憂鬱
(
ゆううつ
)
な、殊勝な姿を見せることが出来るのであろう。
秘密
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
哀韻(あいいん)の例文をもっと
(2作品)
見る
“哀韻”の意味
《名詞》
哀 韻(あいいん)
詩や音楽の、もの悲しくて、哀れみをさそうような調子。
(出典:Wiktionary)
哀
常用漢字
中学
部首:⼝
9画
韻
常用漢字
中学
部首:⾳
19画
“哀”で始まる語句
哀
哀憐
哀愁
哀悼
哀願
哀訴
哀哭
哀々
哀傷
哀号
“哀韻”のふりがなが多い著者
橘外男
谷崎潤一郎