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咏歎
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えいたん
ふりがな文庫
“
咏歎
(
えいたん
)” の例文
または歌謡の
咏歎
(
えいたん
)
の中に、入って来たほどの感動深い地名でも、時が経ちまた何かの原因があれば、忘れてしまいもすれば横なまっても伝えられる。
和州地名談
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
緋娑子さんの
咏歎
(
えいたん
)
をきいていると、それが、『昔々、あるところに』の、あの『大昔』のようにきこえる。
キャラコさん:06 ぬすびと
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
その見るもの聞くものが、異様な刺戟を与え、その刺戟がまたいちいち米友流の驚異となり、
咏歎
(
えいたん
)
となり、憤慨となるのは、また申すまでもないことであります。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
中学生みたいな甘い
咏歎
(
えいたん
)
にひたっていることもあるのだし、たかが女学生の生意気なのに惹かれて、家も地位も投げ出し、狂乱の姿態を示すことだってあるのです。
女の決闘
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
それがいかなる種類の経験であったろうかを、知るだけならばそう
難
(
かた
)
いことでもない。数多い俳諧の巻々を見渡して、終始
咏歎
(
えいたん
)
の目的となっていた問題は限られている。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
故郷の山里で麻を作っている家の者を
想
(
おも
)
い出したという感動が
咏歎
(
えいたん
)
せられたもので、一方には麻の工作が一般に、
播種
(
はしゅ
)
の時からすでに女の労働であったことを意味するとともに
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
それを俳諧だけが残りなく、見渡し
採
(
と
)
り上げて
咏歎
(
えいたん
)
しようとしていたのであります。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
咏
漢検1級
部首:⼝
8画
歎
漢検準1級
部首:⽋
15画
“咏”で始まる語句
咏
咏嘆
咏懐
咏込
咏風