和好わこう)” の例文
勿論、蕎麦そばの盛り掛けが一杯一銭という時代であるから、二銭の価値も今日とはよほど違うわけであるが、それでもやすいには相違なかった。かれはその芝居の座頭ざがしらで、芸名を坂東和好わこうといった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)