呵々大笑かかたいしょう)” の例文
牛島の梵雲庵に病んでいよいよ最後の息を引取ろうとするや、呵々大笑かかたいしょうして口吟くちずさんでいわく、「今まではさまざまの事して見たが、死んで見るのはこれが初めて」
金博士は、送受話器のスイッチをぴちんと切ると、髭をふるわせて呵々大笑かかたいしょうした。そして独言ひとりごとをいった。
と、云いたして、呵々大笑かかたいしょうしたことがあったという。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呵々大笑かかたいしょうしました。相当なものです。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
と水町君が呵々大笑かかたいしょうした。
田園情調あり (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
ドレゴはそういい切って呵々大笑かかたいしょうした。
地球発狂事件 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
と、互に呵々大笑かかたいしょうしたという。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)